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電子日記

デザイナーとアーティストの違いって?

2024/10/14

今回は、「デザイナーとアーティストの違い」についてお話します。

 

 

デザイナーアーティストの違いご存知ですが?

デザイナーとアーティストは絵を仕事にする人=クリエイターという点は共通ですが、2つの職種にははっきりとした違いがあります。

 

 

 

1. 目的

 

 

デザイナー :

 

デザインは基本的に「目的」が中心です。

デザイナーは特定の問題を解決するため、または商業的な目的を果たすために視覚的な要素を作成します。

ユーザーやクライアントのニーズに基づいて機能的で効果的なデザインを作り出すことが求められます。

広告、ウェブサイト、パッケージ、ロゴ制作などが一般的です。

 

 

アーティスト :

 

アートは「自己表現」や「感情の伝達」が重視されることが多いです。

アーティストは個人的な視点や感情を作品を通じて表現し、鑑賞者との個人的なつながりを目指すことが一般的です。

絵画、彫刻、インスタレーションアート制作などが一般的です。

 

 

 

 

2. 制約と自由

 

 

デザイナー :

 

デザイナーは多くの場合、クライアントやプロジェクトの要求に従う必要があり、制約があります。

デザインは具体的な機能や用途に対応するため、色、形、配置などの選択が商業的または実用的な要件に基づいて行われます。

 

 

アーティスト :

 

アーティストは一般的に自由度が高く、自己表現を追求するために制約が少ないです。

自分自身の意図やインスピレーションに基づいて創作でき、特定のメッセージや感情を伝えたいときに制約を設けないことが多いです。

 

 

 

 

3. お客様に向けたマーケティング

 

 

デザイナー :

 

デザインはしばしば特定のお客様に向けたマーケティングを念頭に置いて行われます。

デザインが機能的であるためには、ユーザーや消費者にとって分かりやすく、使いやすいことが重要です。

 

 

アーティスト :

 

アートのターゲットはもっと広範で、特定のお客様を想定していない場合もあります。

お客様が作品をどう解釈するかは自由であり、時にはお客様ごとに異なるメッセージを受け取ることもあります。

 

 

 

 

4. 成功の評価

 

 

デザイナー :

 

成功はしばしば、デザインの機能性や目的達成度によって測られます。

例えば、製品が売れた、ウェブサイトのユーザー体験が向上したなど、具体的な結果が求められます。

 

アーティスト :

 

アートの成功は主観的であり、作品が観る者にどれだけ感情的な反響を与えるか、または芸術的な価値がどのように評価されるかによります。

商業的な成功が必須ではない場合も多いです。

 

 

 

 

デザイナーアーティストのどちらに仕事を依頼するか】

 

ここまででデザイナーとアーティストの違いをまとめてきましたが、これから仕事を依頼するにはどちらがより目的に合っているのでしょうか。

 

 

デザイナーに仕事を依頼解決したい課題が明確な場合

 

 

デザイナーに仕事を依頼するのは、「集客のためのチラシがほしい」「会社のウェブサイトを作りたい」など明確な目的がある場合です。

コンテンツに使用するテキスト・写真・イラストなどは自社で準備したり、デザイナー側で素材を自作してくれたりと依頼内容によって異なります。

依頼者と制作側で打ち合わせをして、企画を立案し、決まった内容に沿って制作が進められます。

 

デザイナーや制作会社に依頼を丸投げしては、理想の成果物が得られないので、目的や目標となる数字を明確に示し、コミュニケーションを取りながら進める姿勢が重要です。

 

 

 

アーティストに仕事を依頼絵そのものの価値が重要な場合

 

 

アーティストに仕事を依頼するのは、「会社の壁画を描いてほしい」「応接間に飾る絵が欲しい」など、アーティストが描く絵そのものに価値がある場合です。

作風が好きなアーティストや話題のアーティストに絵を描いてもらうために、依頼者側は「どのアーティストに依頼をするか」という感性や知識が必要です。

 

 

 

デザイナーとアーティストは、それぞれ仕事の目的や提供されるサービスが明確に違うことがわかりました。

同じクリエイターであっても、クライアントの課題を解決するために存在するのがデザイナーで、作品での自己表現を目的としているのがアーティストです。

スムーズに仕事の依頼をするためには、デザイナーとアーティストの両者の違いを理解し、「どんな制作物が必要か」を正確に捉えることが重要になります。

どちらに依頼するかが決まったら、「誰に」依頼するのかもポイントです。

ポートフォリオや作品集を事前にチェックし、目的や好みに合った人に制作を依頼しましょう。

 

 

 

ご拝読いただき、ありがとうございました。